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最近、ニュースでよく「バイオエタノール」と言うのを聞く。サトウキビやトウモロコシなどを醗酵させて作るので、石油のように枯渇しないのが利点なのだとか。「その先進国ブラジルでは…」と言うのもよく耳にする。新しいことは試してみる国なのだろうか▼日本では「ガソリンより高くなる」など、今は課題があって難しいらしい。ただ、バイオエタノールは、燃やしても地上の二酸化炭素の総量が増えないという。植物は炭素を取り込んで育つから、燃やしてもそれが自然に還るだけ、という仕組み。思いついた科学者が聞いたら怒るかもしれないが、「考え方が科学だな」と感心した▼水素と酸素で発電できるという燃料電池は、実用化が難しいのだろうか。「電気だけで車を長く走らせるのは難しい」と聞いて以来、あまり耳にしなくなったような…。どちらも良い技術なのだろうが、バイオエタノールは植物の命から作られている。感覚的にはこちらの方がしっくり来る人が多いのかもしれない▼「ディーゼルなら、強い酒で走ることは走る」と聞いたことがある。バイオエタノールも、実際は酒みたいなものなのだろうか。飲酒運転がご法度の車にアルコールを入れる。皮肉と言うか不思議と言うか…。「車が飲むならおれも」などと言い出す人が現れないことを祈る。
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by ab-angle
| 2007-05-26 11:05
9月2日、福島市で「第1回ニュース時事能力検定試験」が開かれる。中学・高校生レベルの4級から大学生・社会人レベルの2級まで、3つの段階で受験者を募集していて、受かると合格証がもらえるらしい▼今回の募集は2級までだが、ホームページの内容では(http://www.newskentei.jp/)、「社会人ハイレベルコース」の1級まである。自信のある人だけでなく、これから詳しくなりたい人もぜひ、とのこと。お問合せは検定事務局(0120―171067)まで▼イラクでは未だに爆弾テロで数十人、時には百人以上の犠牲者が出ている。それを仕掛ける方は犠牲者の一人一人に恨みがあるわけではない。自分の恨みつらみが、目立ってニュースに取り上げられればそれでいいという考え方。爆弾を仕掛けた犯人に聞けばこう言うはず。「別に誰でも良かった」と▼悪いニュースはどうしても目立つのでショックも大きい。ただ、もし人を驚かせて、自分の考えを他人に知らせよう、認めさせようとする目的の犯罪者がいたらどうだろう。もちろん気にはなるけれども、自分はあまり驚いて、慌ててばかりはいたくないと思う。検定試験を受けるまでいかなくとも、冷静に色々と情報を眺めていればいいニュースも見つかるかもしれない。
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by ab-angle
| 2007-05-19 10:10
今月1日から全国に広がったガソリンの値上げ。「原油価格の高騰が理由です」と言われても、なぜ5月1日に?という素朴な疑問が消えない。1日は旅行の計画を変更しづらいゴールデンウィークの真っ只中。値上げの時期がピタリと一致するのは果たして偶然だろうか。こんなことを考えるのには、実は次のような理由が▼5月に入ってから、車のガソリンが無くなったので満タンにして県内を回った。色々と楽しい思いもしたけれど、帰るとメーターがかなり減っていて、「値上げと同時にたくさん走ったな」という気持ちも少し湧いた▼原油のように定期的に沸いて出るものでも、何かの力関係で簡単に値段が変わってしまう。いっそガソリンスタンドにも「レギュラー/時価」と書いてみたら面白いかもしれない。寿司屋さんの品書きのような、立派な筆文字を使って▼以前、テレビを見てなるほどと思ったことがある。警察に生ものの落し物が届いた場合、お巡りさんはどうするか。ヒントは時価。例えば「このあいだマグロを落とした者なんですが…」という人が交番に来たとする。そのとき腐ったマグロを渡してもしょうがないので、お巡りさんは市場でマグロを現金に換えておく。こういう理由なら、時価でも素直に「ありがとうございました!」と言えそうな気がする。
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by ab-angle
| 2007-05-11 10:08
先日、訳あってある適性テストを受けたところ、他の項目は普通の評価なのに、「決断力」だけがマイナスDというものすごい結果が出た。思えば当たっていない気がしないでもない。というより、どちらかといえばそのものズバリというか…▼そこまでピタリと当てられてしまうと、かえって逆に気分がいい。「このイラストが何に見えるか」といった問題に、何問答えたかで判断しているのではないだろうか。診断しているのが機械だという割に、うまいことをやるなと思った。結果の用紙の下に有名そうな教授の名前が並んでいるのもうなずける気がした▼人間には感情と思考があって、最後のところで決断をするのは、実は感情の方なのだと聞く。思考には「これは大きくて赤い」とか「青くて小さい」といった情報は提供できても、「どちらが好きか」といった判断はできない。「大きくて便利だし、赤がかっこいいから買う」と決めることができるのは、豊かな感情▼「チーズはどこに消えた?」という本で知られるスペンサー・ジョンソンの著書「人生の贈り物」には、今を生きる大切さが書いてある。過去を悔やまず、未来を怖がらず。地球上で生きている今という瞬間をありのままに楽しめば、人はいつまでも幸せでいられる、と著者は言う。
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by ab-angle
| 2007-05-05 10:43
目に優しく、心を癒してくれる樹木の緑。若葉と聞くと、匂いまで新鮮そうな感じがしてくる。一番なじみのある木の香りといえばヒノキだろうか。温泉を思い浮かべると、ヒノキの少し強いような香りを思い出す。匂いと記憶には強い関係があって、季節の変わり目の空気を吸うと、匂いのつながりで何かを思い出すことがある▼キンモクセイなどの強い芳香は、それだけ記憶とつながりやすいような気がする。嗅いだときの場面が頭に浮かびやすい。逆に、何かから匂いを思い出すことも時々ある。「はるか~ぜそよふ~く、そ~ら~をみれば~…」。「朧月夜」のメロディが聞こえてくると、梅の香りのことを考えるのは自分だけだろうか▼脳の中で匂いを感じる部分は、記憶を司る「海馬」とつながりがあるそうな。またアロマを嗅ぐとリラックスすると言うように、その部分は心地よさを感じる部分でもある。空気を良くすると記憶力が強まったり、楽しいことが増えたりするのかもしれない▼植物には空気を浄化する力がある。「エコ・プラント」(主婦の友社)という本によると、育てやすさも含めてお勧めなのが、アレカヤシやカンノンチクなのだとか。著者はNASAの研究員だった博士。空気をきれいにする植物の図鑑という面白い本だった。
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by ab-angle
| 2007-04-28 10:52